京都にある晴明神社は陰陽師として有名な安倍晴明公をお祀りする神社です。
晴明公は日本の陰陽道の祖であり、また式神を操るなどの霊術を身につけていたとも言われている人物。
そんな安倍晴明公をお祀りする少し不思議な?晴明神社の見どころを紹介します!
それではどうぞ〜
晴明神社のご祭神である安倍晴明って?
晴明神社のご祭神である安倍晴明は、第8代孝元天皇(こうげんてんのう)の皇子である大彦命(おおひこのみこと)の子孫とされています。
幼い頃より天文暦学の道を深く極め、成人してからは天文陰陽博士として活躍。天体の星などを観察し、宮殿の異変や遠方の吉凶を言い当て、朝廷にも信頼を寄せられていたようです。
第62代の村上天皇に仕えていた際には、唐へ渡り伯道仙人の神伝を受け継ぎ、これを元に日本の陰陽道を確立した人物でもあります。
また式神を操るなどの不思議な霊術を身につけられていたとも伝えられています。
晴明神社の不思議な見どころ紹介【モデルコース】
それではここから、晴明神社の見どころをおすすめの周り順【モデルコース】で紹介していきます。
一の鳥居
まず晴明神社に着くと見えてくるのが一の鳥居です。

注目すべきは鳥居の額。
一般的に神社の鳥居の額には神社名などが書かれていることが多いのですが、晴明神社の鳥居には社紋「晴明桔梗」が掲げられています。

「晴明桔梗」は「五芒星」とも呼ばれ、陰陽道に用いられる祈祷呪符の一つでもあります。
一條戻橋と式神像
一の鳥居をくぐるとすぐ左側には一條戻橋があります。

現在も晴明神社の近くの堀川に架かっている橋で、安倍晴明公と深い関わりがあるため境内に再現されています。
晴明公の逸話で、渡辺綱が鬼女の腕を切り落とした場所などとして有名な橋です。
また晴明公が操っていたという式神が一條戻橋の下に封じ込められていたとされていて、式神の石像も置かれています。

四神門
さらに参道を進み、二の鳥居のすぐ後ろにあるのが四神門(しじんもん)です。

晴明公がここに住んでいた時、人が訪れるとこの門がひとりでに開閉していたそう。
それを再現して、現在の門も自動で開閉するようになっています。
安倍晴明公が持っていた不思議な力が体験できる門なので、ぜひ注目してみてくださいね!
晴明井
四神門を通ってすぐ右側の手水舎の横にあるのが、こちらの晴明井です。

この井戸は晴明公が念力により湧出させたもので、病気を治す力があるとされています。
実際に飲むこともできるようなので、ご利益をいただいてみてはいかがでしょうか?
本殿
そして参道をまっすぐ進んだ一番奥にあるのが本殿。

現在のものは明治38年に建てられたものです。
本殿のいたる所に先ほど紹介した社紋「晴明桔梗」があしらわれています。
二礼二拍手一礼の作法でお参りしましょう。
安倍晴明公像
本殿すぐ左前には安倍晴明公の像があります。

この像は晴明神社が所蔵する肖像画をもとに作られたもので、晴明公が衣の下で印を結び、天体観測をしている様子を表しているそうです。
厄除桃
そして本殿の右前にあるのは厄除桃です。

古来より、中国や陰陽道で桃は魔除け・厄除けの果物とされています。
有名な昔話「桃太郎」もこれに由来するのではないかといわれています。
この桃に自分の厄を撫で付けて落とすことができるようなので、ぜひ桃を撫でて清々しい気持ちになってください!
また厄除桃のすぐ近くには樹齢約300年の楠の御神木もあります。
こちらの大樹にも触れて、パワーをもらってくださいね。

顕彰板
境内の壁にかかっている顕彰板には、安倍晴明公の代表的な10の逸話が紹介されています。
晴明公の不思議な力など数々の伝説を今一度読んでみてください!新たな発見があるかもしれません。

晴明みくじと御朱印
境内にある授与所ではお守りやお札をいただくことができます。
社紋「晴明桔梗」がデザインされたものが多いですが、色や形など種類も豊富なので、ぜひお参りの記念に購入してはいかがでしょうか。

またここでは晴明みくじというカラフルなおみくじを引くこともできます!
吉凶の他に、今どんなことに気を付けたらいいのかが具体的に書かれていますので、ぜひやってみてください。

また御朱印集めをしている人は、御朱印をいただくこともお忘れなく。

まとめ
いかがでしたか?
今回は安倍晴明公をお祀りする晴明神社の見どころについて紹介しました。
少し不思議な伝説が残る安倍晴明のパワースポット神社、ぜひお参りに行ってみてくださいね。
